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自分と向き合うヒント

怒りのコントロール法

怒るとノルアドレナリンという戦うホルモンが出る

怒りは、不条理なことが起き脳に刺激が入ることで沸き起こる。そして、怒リはノルアドレナリンという戦うホルモン(やる気)を出します。
このノルアドレナリンは人によって多い少ないがあり、少ない人は社会性が高いということに現代社会ではなるでしょう。

ノルアドレナリンの分泌量によって怒りの強弱があるということは、その人自身の性質(特性)によるころもあるということがわかります。

そもそもノルアドレナリンは戦うホルモンと呼ばれているように、目の前の困難を戦うエネルギーで突破しようとする、やる気ホルモンでもあるわけです。
怒りのエネルギーを自分の成長のために使うことができたら怒りの感情が悪いとも限らない。その反面、怒りが蓄積し恨みになって怒りのエネルギーが違った方向に使われることもあるということです。

正義とるすことでドーパミン(快楽物質)がでる

例えば
ノルアドレナリンが出て、罵倒したり愚痴や悪口を吐き出したとしましょう。
ところが人間には自分のことをよくないと判断すると不快に感じる脳の回路があり、自分の行動を見張ることをしていて、罵倒したり愚痴や悪口を言ったりすると後ろめたさを感じたりするのです。この不快感を感じたくないためにやってしまうのがその行為を正当化することです。

自分は正しい、正義のためとすることで、脳からドーパミン(快楽物質)がでる。そうなると悪口を言いながら、いいことをしていると脳が勘違いしている状態になり、攻撃しながら快感を得ているので、どんどん攻撃して快感を得たくなってしまう悪循環に陥ってしまうのです。そして、この快感を止めることは難しい。(依存症と同じと言われている)

こういった脳と身体のしくみを知ることで、「なぜ」を理解できる部分もあるのではないでしょうか。

誰にでも、私の考えの方が正しいと思ってしまうことはあるのではないかと思います。その時にどう対処したらいいのか。

「怒りを出すのではなく怒りを伝える」

「あなたは(おまえは)いつも✖️✖️なんだーー!!間違ってる!!」と怒りを吐き出すのではなく
「私はあなたの振る舞いのこういうところが不満に思う」と怒りを伝えられるようにすることです。

カーっと爆発してしまいそうな時には
* その場を離れる(トイレに行く)=タイムアウト
* 目を閉じる=刺激遮断
*深呼吸
などで、気持ちが落ち着くのを待ちます。

客観視できると意外にも、目の前では起きていない自分の中のイメージに支配されていたことに気づかされることもあります。

参考書籍:人は、なぜ他人を許せないのか?(著)中野信子